明地の鞆江(ともえ)神社には、市の天然記念物に指定されている鞆江(ともえ)の大いちょうがあります。この木には、乳と呼ぶ下に垂れた気根があり、母乳の出のよくない婦人は樹皮を煎じて飲むと、乳の出がよくなるといわれていました。戦前には、春に「乳祭り」という祭りが行われ、祭礼の2日ほど前から、神社の松並木には縄が張られ、赤・白・黄・桃など色とりどりののぼりで飾られました。また境内では、氏子たちが神主の占いの結果を聞いて、田畑や農作業をする人たちなどを表した立体模型を作り、拝殿の傍らに飾りました。参詣に来た人たちはそれを見て、その年の米の出来具合を判断したといわれています。

 今でも時々神社役員のもとへ樹皮が欲しいと依頼があるそうです。

 明地字鞆

鞆江の大いちょう

 鞆江の大いちょう

 

鞆江神社の参道 (黒松の並木)